Windows 2000/XPへのKORG PC I/F MIDI Driverのインストールと設定

お使いになるアプリケーション(シーケンサー)がWindows NT4.0/2000/XPに対応している場合、KORG PC I/F MIDI Driverを使用しますとシリアル・ポート(COM、RS-232C)に接続したKORGの音源をMIDIデバイスとして扱えるようになります。


■ KORG PC I/F MIDI DriverのWindows 2000/XPへのインストール方法

KORG MIDI Driverのインストールを行なう前に、音源とコンピュータを専用のシリアルケーブルで接続し、音源の電源をONにして音源側のボーレートをPC2または38.4kに合わせてください(ボーレートの設定方法は音源の取扱説明書を参照してください)。

1. タスクバーの [スタート] ボタンをクリックして、[設定]メニューの[コントロール パネル]をクリックします。コントロール パネルの中の[ハードウェアの追加と削除]アイコンをダブルクリックすると、[ハードウェアの追加と削除ウィザード] が起動するので、 [次へ>] をクリックします。
そして [デバイスの追加/トラブルシューティング] を選択して [次へ>] をクリックします。
2. [新しいデバイスの追加] を選択して [次へ>] をクリックします。
3. 新しいハードウェアの検索では必ず [いいえ、一覧からハードウェアを選択します] を選択して [次へ>] をクリックします。
4. [サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ] を選択して [次へ>] をクリックします。
5. デバイスドライバの選択では、[ディスク使用] をクリックします。
6. ドライブおよびフォルダー名を求めてくるので、KORG PC I/F Driverの入ったディスクのドライブ名またはフォルダー名を入力します。 例えばAドライブにあるフロッピーディスクの場合は"A:\"、ハードディスク上のフォルダーの場合は、 "D:\KORG\MidiDrv" のように入力します。
途中デジタル認証の警告ダイアログが表示される場合がありますが、[はい] をクリックして先に進めます。
[OK] ボタンをクリックすると、モデル名が表示されるので、[次へ>] ボタンをクリックします。そして次の確認のダイアログも [次へ>] ボタンをクリックします。
7. [KORG MIDI Driverの設定] ダイアログが表示されます。後半で説明するKORG MIDI Driverのセットアップに従って設定を行い、[OK] ボタンをクリックします。
8. 次のダイアログで [完了] ボタンをクリックした後、ドライバを有効にするために「今すぐ再起動しますか?」で必ず [はい] を選んで再起動させてください。


■ KORG PC I/F MIDI Driverの設定方法

1. コントロールパネルの中の [サウンドとマルチメディア] アイコンをダブルクリックすると、[サウンドとマルチメディアのプロパティ] ダイアログが表示されます。
右上の [ハードウェア] タブをクリックします。
そしてデバイスのリストから [KORG PC I/F MIDI Driver for Windows NT] を選択して [プロパティ] ボタンをクリックします。
2. [プロパティ] タブをクリックして、マルチメディアデバイスのリスト [MIDIデバイスと機器] の左端の [+] をクリックして(表示が [-] に変わります)、 [KORG PC I/F MIDI Driver for Windows NT] をクリックして選択します。
そして [プロパティ] ボタンをクリックします。
3. [KORG PC I/F MIDI Driver for Windows NTのプロパティ] が表示されるので、[設定] ボタンをクリックして [KORG PC I/F MIDI Driverの設定] ダイアログを表示させます。
後半で説明するKORG PC I/F MIDI Driverのセットアップに従って設定を行い、[OK] ボタンをクリックします。


■ KORG PC I/F MIDI Driverのセットアップ

1. [Serial Port] では音源装置を接続したシリアル・ポートを [COM1] から [COM4] の中から選びます。MIDIポートとして使用していないときには、シリアル・ポートを他のアプリケーションで使用することができます。
2. [Independent Synth / MIDI Out] がチェックされていないときは、アプリケーションからはMIDI OUTポートとして [Default MIDI] のみ使用できます。[Default MIDI] に出力されたデータは内部音源とMIDI OUTの両方に送られます。[Independent Synth / MIDI Out] がチェックされているときは、MIDI OUTポートとして [Default MIDI]、[MIDI Out]、[Synth-A] および [Synth-B] の4つが存在しますが、お使いの音源機種によって動作が異なります。
  • 32チャンネルのMIDIデータを受信可能な機種 [NS5R/NX5R/N1/N5シリーズなど]
    [Default MIDI] に出力されたデータは内部音源とMIDI OUTの両方に送られます。[MIDI Out] に出力されたデータは音源装置のMIDI OUTから出力され、音源装置の内部音源は発音しません。[Synth-A] および[Synth-B] に出力されたデータはそれぞれ内部音源のPort AおよびPort Bに送られ発音します。なおこれらの機種では [Default MIDI] に出力されたデータについては、音源本体で動作を変更することができます。詳くは各音源の取扱説明書をご覧ください。
  • Synth / MIDI Outの独立出力をサポートしている機種 [TR-Rack, 05/X5シリーズ, AG-3/10など]
    [Independent Synth / MIDI Out] をチェックしたとき、[Default MIDI] ポートに出力されたデータは内部音源とMIDI OUTの両方に送られます。そして [Synth-A] へ出力されたデータは内部音源にだけ送られます。[Synth-B] は [Synth-A] と同様に内部音源にだけ送られます。
  • Synth / MIDI Outの独立出力をサポートしていない機種 [Triton, i/iSシリーズ, XC/C/Ciシリーズのピアノなど]
    この機能をサポートしていないため、[Independent Synth / MIDI Out] はチェックしないでください。
3. [Synth Out Messages] では音源装置の内部音源へ送るメッセージを選ぶことができます。また、[MIDI Out Messages] では音源装置のMIDI OUTから出力されるメッセージを選ぶことができます。
4. 設定の変更が終わったら [OK] ボタンをクリックします。また変更を取り消したい場合は [Cancel] をクリックします。


■ 正しく動作しないときは・・

音源の電源が入っていると、Windows 2000の起動の途中でフリーズする
   使用しているPC I/FケーブルがAG-001でない場合、このような症状になることがあります。 同形状のケーブルで、Windows 95/98/Meでは正常に使える場合でも、 Windows 2000/XPでは使用できない場合があります。 AG-001のケーブル配線図は、お使いの音源の取扱説明書をご覧ください。


■ その他

KORG PC I/F MIDI DriverのWindows NT4.0へのインストール方法:
コントロールパネルの [マルチメディア] を起動して、[デバイス]タブをクリックして [追加...] ボタンをクリックします。 [一覧にない、または更新されたドライバ] を選択してWindows 2000と同様の方法でインストールします。

KORG PC I/F MIDI Driver for Windows NT/2000/XPでは、同時に2つ以上のアプリケーションでMIDIポート(Synth-A/B、MIDI Out)を使用することはできません。

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E-Mail: unsupportedsoftwarebugreport@korg.co.jp
(このアドレスはサポートのないソフトウェア専用です。個々のメールにはご回答は差し上げませんのでご了承ください。)